ウェブ制作におけるウェブディレクターの役割はとても大切です。
プロジェクトの指揮をとり、クライアントと製作スタッフを繋ぐ重要な役割を持っています。また、時には制作陣に加わり実際に手を動かすということもあるでしょう。
一見、直接の制作にはあまり関係ないように思えますが、ウェブディレクターのレベルによって出来上がるもののクオリティに差が出てきます。
あまりにも酷いディレクションをしていると、酷い出来のものができてしまいクライアントが納得してくれるようなものが出来ないなんてこともあります。更にデザイナーやエンジニアからも、顰蹙を買う可能性もあります。
では、どんなウェブディレクターがあまり良くないディレクターなのでしょうか。
なんでも「はい、やります」と言ってしまう、いいなりのディレクター
クライアントの要望を聞いて、どんなことでも「はい、やらさせて頂きます。」ということは絶対にしてはいけません。
ウェブディレクターの役割はクライアントの要望に応えるという事が全てではありません。
もし、なにも考えず「なんでもできる」と言ってしまうと、せっかく営業さんが仕事をとってきてくれたのに、その仕事をやることで赤字になってしまう可能性もあります。
予算、時間、工数などを踏まえて、最適な提案をすることができるのが良いディレクターです。
自分の役割を遂行しないディレクター
ディレクターというポジションは、クライアントとのやりとりや、制作陣がストレスなく働けるように様々なことをサポートするのが大きな役割です。
しかし、ディレクターの中にはクライアントと専門職 (デザイナーやエンジニア)の方が直接話した方が早いと考えている方がいますが、この考え方は絶対にNGです。
ディレクターとデザイナー2人で話すことになれば人件費は2倍です。
技術的な質問だからと言ってエンジニアにまかせてしまうと、エンジニアはその仕事に集中できません。
ディレクターはある程度、技術的なことも頭に入れておく必要は絶対に必要です。
このようなことをして質が落ちることがあればそれはディレクターの責任です。
ディレクターも立派な専門職なので日々勉強が必要です。
現場の声を聞かないディレクター
現場の声を聞かずにただ、指示をしてくるディレクターには絶対になってはいけません。
人が足りないのに仕事を追加する、現実的に実装が不可能なのにクライアントにできますといってしまうディレクター。
ディレクターの知識不足や意思疎通ができていないことで現場を混乱させてしまうなんて行こうとも多々あります。
まとめ
勉強が必要なのは専門技術者だけではありません。ディレクターも日々勉強が必要です。
IT業界は技術の変遷も激しいですし、その動向を追う必要があります。さらにはそれらの技術のより深い専門的な勉強も必要になるかもしれません。
ウェブディレクターは、クライアントと現場に挟まれてとても大変な仕事かと思いますが、プロジェクトを達成した時の達成感はとても大きいです。
クライアントとも現場の人間とも手を取り合ってよりよいプロダクトを作れることが理想だと思います。
それでは