こんにちは。
田舎の中小企業で受託のウェブ制作の仕事をしているやなぎはらめいです。
最近、仕事が増えてきて猫の手も借りたいくらいです。笑
とはいえ猫の手を借りても仕事は減らないので、新しい人採用してくれないかな~、なんて仕事をしながら考えています。
そこで今回、現場の人たち(私)はどんなスキル・技術のある人を欲しいのかを書いていこうと思います。
必要なものから順に書いていきます。

やなぎはらさんって採用担当じゃないですよね?

そうね。でもね、必ず採用担当の人とどんな技術を持っている人が必要か話し合いするし、面接のときに直接、面接者の方と面談したりすることもあるわ。

そうだよね!現場の声を聞かないと正しい採用できないですもんね!

もちろんよ。
ウェブ制作会社でコーダーとして働くために必須の3つの技術・スキル
必須だと思うスキルはこちらです。
HTML / CSS、jQuery、WordPressです。
詳しくは次の項目から説明していきます。

よく聞くやつ!

ウェブ制作会社に勤めたいならこの3つは必須と言ってもいいわ
HTML / CSS
言わずもがなです。これがないとお話になりません。
Web制作会社のコーダーとして働きたいのであれば最低ラインです。基本の木です。
HTML / CSSは言語としては簡単と言われることが多いです。が、実は書く人によってレベルはかなりの差が出てくる言語です。「形になっているから問題ない」なんて思わない方がいいです。
フロントのコードを書く人を採用する場合は一番最初にHTML / CSSをどのレベルで書けているかを絶対に確認します。疎かにしては絶対にいけません。
W3Cの規約通りにかけているか、セマンティクスになっているか・保守性・再利用・予測・拡張性この辺を意識して書けたらコーダーとしていいですね。
参考
W3Cとは:W3C
<HTML / CSSをこれから学びたい人におすすめの本>
jQuery
次はjQueryです。
動きのあるサイトを作るためのJavaScriptのライブラリの一種ですね。
これはそこまで時間をかける必要はありませんが、最低限の文法は知っておく必要があります。
プラグインが使えることハンバーガーメニュー、スライダー、タブなどが作れたらいいですね。
学習コストが低いので最初のうちに勉強しておきましょう。
ワードプレス
次はワードプレスです。
ワードプレスで作られているサイトは非常に多いのでワードプレス案件は非常に多いです。
ワードプレスの技術のレベルを分けるとしたら以下の通りです。
- ワードプレスが何なのか知っている
- ワードプレスでブログを書いたことがある
- ワードプレスのテーマが作れる
- ワードプレスに追加機能を付け加えたり、プラグインの作成ができる
最低でも3は欲しいです。ウェブ制作会社のコーダーやフロントエンドエンジニアを目指すのであれば。
ワードプレスのトレンドはここ10年以上右肩上がりです。レガシーや古い技術など言われてもウェブ制作会社で働くためには必須のスキルです。新しい技術の勉強が必要なのではなく“良い技術”の勉強が必要です。
ここまでが必須のラインかなぁと思います。
これを持っていたらコーダーとして採用したくなる技術・スキル4選
ここからは持っていたら採用したくなるスキルです。
Sass、CSS設計、JavaScript、PHPなどがあげられます。詳しくみていきましょう。

狙っている制作会社の傾向によってどれを高めていくか決めた方がいいわね。

会社の求めているスキルとマッチさせるのは大切だもんね

そうね。でも将来は全て使えるようにしたいわ。
Sass
次はSassです。
採用したくなるスキルと言えども、ほぼ必須なスキル・技術だとは思いますが…
採用しているウェブ制作会社はとても多いです。
簡単に言うとイケてるCSSです。CSSをより簡単に便利に記述することができるものです。
詳しくは以下のサイトをご覧ください。
<Sassについて学べるおすすめの本>
CSS設計
次はCSS設計です。
CSSは誰でも簡単にかけるが故、破綻しやすいです。それを防ぐためにCSS設計というものがあります。
沢山ある設計方法の中でもBEMやFLOCSSの知識があるといいですね。
運用まで行う制作会社ならほぼ必須と言えるでしょう。単発で受注し制作したら終わりの制作会社であれば余り必要ないかもしれません。
どちらがよいかというとFLOCSSをおすすめします。FLOCSSを使うためにはBEMの知識も必要なので両方学ぶことにはなります。
<CSS設計を学ぶのにおすすめの本>
JavaScript
フロントエンドエンジニアやコーダーを目指していれば1度は耳にする言語のJavaScriptです。
受託開発のような依頼で行うウェブ制作に必要な動きってある程度限定的なんです。
それこそjQueryなどのライブラリで事足りてしまうことも多いです。
自分でそこまでゴリゴリかける必要なく、一般的なウェブサイトに必要な機能ができれば問題ないのかなと思います。
それこそ入社後に少しずつゴリゴリ書いて勉強していくのでも良いのかなと思っています。
PHP
一応サーバーサイドの言語ですが、ワードプレスを使うことから多少の知識があった方がいいです。
また自社のサイトなどもPHPで作られていたりすることもあるのである程度の知識があると良いかもしれませんね。
良くツイッターなどで言われるのは自分の力だけでお問い合わせフォームが作れるくらいの知識がある人が良いなんて言葉は聞きます。一人でウェブアプリを作れる必要は余りないと思います。
知識はあることに越したことは無いですが、あくまでウェブ制作会社に入社するためにあった方が良いスキルなので低めにランクインしています。
アピールポイントになる技術・スキル
ここからの技術・スキルを持っているとアピールポイントになる技術だと思うものを入れています。
Git、GitHub、テンプレートエンジンのPug、EJSなどです。
これまでの項目で書いてある技術を持っていないものがあれば、そちらを勉強した方が有意義なんじゃないかなと思っています。
ワードプレスが余りできないのにGit が得意ですといっても「うーん。。。」となりますね…。

なんか使えたらカッコイイな~!

でもね、前の項目に書いてある技術・スキルの方が私は優先されると思うわ。

空き時間に勉強することにします。

少なくとも私はそれがいいと思うわ。
がんばりましょう。

はい!先生!
Git / Github
Gitは簡単に言うとバージョン管理システムです。モダンな現場では使われていることが多いですね。
Githubはコマンド画面(CUI・黒い画面)を使わずにGitを使用できるようにしたものです。GUIを使い直感的に使用することが出来ます。
使えていればアピールポイントには絶対になります。モダンな企業を狙うのであれば使えた方がいいです。
参考:「そもそもGitって何?」、「GitとGitHubは何が違うの?」にシンプルに答えるよ
PugやEJSなどのテンプレートエンジン
いけてるHTMLのことです笑
Sassと同じようなイメージですね。HTMLをよりか簡単に便利に書くことが出来るものです。
SNSを見ていても使える人が少ないのでアピールポイントになるかも…?
おわり
いかがだったでしょうか。
以上が、私が思う「ウェブ制作会社でコーダーとして働きたいと思っている人”に必要なスキル・技術」でした。
上に行けば行くだけ重要思うものです。
勿論これが答えという訳ではなくウェブ制作会社の傾向変わってくると思うので第一志望の会社のことをよく調べてみるのが大切かなぁと思います。
それではまた。
ウェブエンジニアになりたい人向けのおすすめの入門書